母国語として、第二言語として英語を使用する人の感想:
さて、以下、英語を話されてる方で、多言語環境や、私たちと同じような単一言語環境の方に、“英語を習う上で難しいことは?”という質問をしてみました。私たちも、日本語を勉強している外国の人に同じような質問をされたらどう答えるか、そういう気持ちで読んでいただければ、共感出来る事も多少あることかと思います。
ジョン・フォースター(オーストラリア:英語、ロシア語)
英語を母国語とする人間として、英語を習う上で難しい点を挙げるとするなら、文法の正しい使い方でしょうか。ただこれは僕自身も、英語以外の言語を習った時、初めて意識しだしたことです。実際周りでも、文法上間違いがある使い方をする人も見受けられますが、これは学校などで意識して教えられてなかった事が要因ではないでしょうか。
ユンミ・フォースター(韓国:韓国語、英語、ロシア語)
難しい点ですか・・習い初めの頃ですが、英文を自分が書きたいものに仕上げるまでがとても難しかったですね。韓国語の文法とはまったく違うものでしたから。その後も言い回しや文法上の使い方などで難しいと感じることもありました。あと、流暢に英語で話すということも、私にとってさらなるチャレンジでしたね。英語で話すことは、習うことを止めるとすぐに忘れてしまうのが一番の問題です。これが一番疲れてしまいますね、いつも勉強していなければいけないし・・
ケリー・ライト(オーストラリア:英語)
私にこんなこと聞いてもだめでしょ。先週なにをしたかもあまり覚えてないんだから。
アニータ(オーストラリア:英語)
私はオーストラリア生まれで、英語しか習ったことが無いのですが、子供の頃から英語を習うことで困った事はそれほどなかったです。新しい言葉も意識せず自然に理解してましたし。あと私には兄が居ましたので、小さいときは色々な言葉を彼から覚える事が出来たと思います。
マークス・グローリー(マレーシア:英語、マレー語、広東語、福建語、北京語)
英語を習うとき最初につまずいたのは発音ですね。英語は特にスペルによって同じ文字でも発音が違ったりするじゃないですか。例えば”a”ですけど、”bath”と”bathe”では発音が違ったりとか、”ou”で”south”と”southern”の違いなど見た目は同じなのに発音が同じじゃない。こういうところですね。
ソニャ・クコラ(フィンランド:フィンランド語、スウェーデン語、英語)
難しい点は主に文法の違いです。辞書などは正確な言葉や文章を作るのに役に立ちませんし。あと、いまだに難しいと思うのは、フィンランド語と英語の言葉が混ざってしまうことですね。
例えば、英語で”decline”(断る、辞退する)という言葉はフィンランド語で”bend”(※英語では曲げる)、また英語ではinflect(曲げる、屈折させる)ともいいますが、フィンランド語でこの言葉は”taivutta”(折る、曲がる)ですし。
それから、フィンランド語では前置詞は単語の中に入っていますが、英語だとin, of, onなどつけるので、これも私には難しいと感じるところです。あとは動詞に付く interested inなどもそうですね。
また、学校では英語を話す機会はとても少ないです。発音などはテレビや音楽から覚えることが出来ますが、実際に会話するには、英語で考えなければいけませんし、語彙力も必要です。あとは、ボディーランゲージですね。フィンランド人はみんな恥ずかしがりやかどうかは分からないですけど、英語を話すときいつもうまくいきません。学校で英語はずっと教えられているはずなのに。
長男は今学校で英語を習い始めています。とても興味があるみたいですよ。ただ、宿題などを見てみると発音で間違いが見られますね。見た目が同じでも発音が違う単語などで、例えばpresident。これはpre-とside が単語の中に入ってますが、pre-sidentとは発音しないですもの。
次男は来年から学校です。彼の場合はすでに、コンピューターやアニメを見てるので英語で短い文章などを話すことが出来ますよ。私が彼らの年のころより、2人の方が英語を理解するスピードがはやいみたい。
ジョン・ビジョジェス(オーストラリア:英語)
英語は僕にとって母国語です。英語を習う難しさはまったく無いです。ただ、5~8才ごろは読むことが苦手でしたね。でも、自分の好きなものを見つけて読んでました。あとは放課後の課外授業で本を読んでたくらいかな。
イレイン・クック(マレーシア:広東語、福建語、北京語、英語、マレー語)
多くの人は英語を習うことなんてとても簡単で、ABCみたいなものだってよく言いますが、その反面、英語を習う事はとても困難でつらいという人も居ます。でもそれは、その人がどれくらい努力しているかという事で変わってくるのではないでしょうか。英語は私の母国語ではありませんし、英語を習うとき、問題に直面したりもします。特に英語で一番の問題は文法です。英語は私の知っている他言語とちがい、決まった順序があるわけではなく、変化があるので理解するのに少し時間がかかりました。また、発音も難しいところがあります。英語の単語でも国によって発音の言い回しが違うからです。でも、そういった問題があろうとも、日ごろから英語で読み、書き、聞き、そして話すことを努力し慣れ親しめば、英語を習う事は簡単になってきます。
リエン・チャッドウィック(オーストラリア:英語)
実際のところ、ちょっとわからないわね。ずいぶん前のことだし。うーん、ちょっとお父さんに聞いてみるね。オーケー、彼曰く私は特に問題なかったようで、話したり、書いたり読んだりはとても早い時期からささっと出来てたみたい。私のお兄ちゃんは遅かったみたいだけど。でもまあ、男の子は大体遅いしね。あと、私は文字を書いたり読んだりすることが大好きで、詩や短い物語なんかをよく書いてたかな。それから覚えてるのは、学校へ行く前の小さい頃、お母さんがよく本を読んでくれてたことかな。大好きだったなあ。
ネイティブの方は、基本的に意識せず話しているのは至極当然なわけではありますが、私たちの家庭での生活とそれほど変わった事はありません。英語を母国語としない人はどうでしょうか。私たちとまったく同じような問題を抱えていることが読み取っていただけると思います。文法、発音、会話等。
英語を習うという事は、どういうことでしょうか。自分の可能性を広げるため、学校で良い点数を取るため、入試に必要だから、仕事で必要である、海外留学をしたい、海外で働きたい、とにかく英語が必要なんだ等いろいろ在ると思います。
しかし、まずこれを考えてください。コミュニケーションの為。例えばご家庭の中ででも英語のトピックを起点とした会話が成立すれば、即ち英語を習う環境が日本に居ながらでも確立します。まずは難しく考えず、ご家庭で日常使っている日本語を少しだけ英語に置き換えてみてください。きっと生きた英語として生まれ変わることでしょう。
Copyright(C) 2001-2019 HIRO-Q CONSULTING Co.,Ltd. All Rights Reserved.